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第2回 チェンソー講習会を開催しました

大久保林産業株式会社では、チェンソーを使用する現場の安全性向上と技術者育成を目的に、第2回チェンソー講習会を開催しました。

今回のテーマは、
「安全な伐倒技術を、感覚ではなく理論で学ぶ」。

第1回講習会では、チェンソーの基礎知識や安全知識、メンテナンス、目立てなどを中心に学びました。

第2回となる今回は、さらに一歩踏み込み、実際の伐倒を想定したトレーニングを実施しました。

講師・ゲストに国内トップレベルの技術者をお招きしました

今回の講習会では、ハスクバーナ・ゼノア株式会社より原武様を講師としてお招きしました。

原武様には、チェンソーの安全な使用方法から、WLC(世界伐木チャンピオンシップ)・JLC(日本伐木チャンピオンシップ)の考え方を取り入れた伐倒技術、そして「なぜこの動作をするのか」という理論まで、分かりやすく解説していただきました。

さらに、特別ゲストとして、

武藤 唯 選手
WLC(世界伐木チャンピオンシップ)のウィメンズクラスで世界チャンピオンに輝いた、世界トップレベルのチェンソー技術を持つ選手。

髙山 亮介 選手
世界を舞台に活躍し、WLCで銀メダルを獲得した実績を持つ、日本を代表するトップ選手。

のお二人にもご参加いただきました。

世界の舞台で磨かれたチェンソーワークを目の前で実演していただき、立ち位置、チェンソーの持ち方、身体の使い方、視線など、細かな部分まで直接学ぶことができました。

世界レベルの技術を間近で見て、直接質問し、その場で学べる。

参加者にとって非常に貴重なトレーニングの機会となりました。

「競技」の技術を、現場の安全へ

WLCやJLCというと、「チェンソーの技術を競う大会」というイメージが強いかもしれません。

しかし、その根底にあるのは、チェンソー作業の安全性と技術力を高めることです。

講習では、安全なチェンソーの持ち方、立ち位置、視線、チェーンブレーキの操作、エンジン始動時や移動時のルールなど、一つひとつの動作について「なぜそうするのか」を確認しました。

競技で磨かれた正確な技術や安全動作を、実際の林業現場へどう生かしていくのか。

今回の講習では、そこを大切にしました。

感覚ではなく、理論で伐る

伐倒トレーニングでは、

  • 正しいポジショニング

  • 伐倒方向の確認

  • 受け口の作り方

  • ガイドバーを使った方向確認

  • ツルの幅・高さの考え方

  • 追い口の入れ方

  • 退避時の安全確認

など、伐倒の一連の動作を細かく分解し、それぞれの意味を確認しながら実践しました。

「なんとなく、このくらい」ではなく、

どこに立つのか。
どこを見るのか。
なぜこの角度なのか。
なぜこの動作が必要なのか。

一つひとつを理論として理解し、繰り返し練習することで、技術の再現性を高めていきます。

今日上手くなることがゴールではない

今回の講習で大切にしたのは、1日の講習だけで劇的に上手くなることではありません。

「どう練習すれば、安全に、確実に上達できるのか」

その方法を身につけ、各自が現場へ持ち帰ることです。

自分の技術を感覚だけで判断するのではなく、昨日の自分、1年前の自分と比較しながら成長を実感する。

そして、学ぶことや上達することを楽しみながら、その積み重ねを現場の安全につなげていく。

それが今回の講習会の大きな目的です。

安全は、技術からつくられる

林業の現場では、木の重心や傾き、風、地形など、自分たちではコントロールできない条件が数多くあります。

だからこそ、自分たちがコントロールできる技術・知識・装備・行動を磨くことが重要です。

チェンソーの正しい使い方を学び、正しい動作を繰り返し、習慣にする。

その積み重ねが、自分自身だけでなく、一緒に働く仲間の命を守ることにつながります。

大久保林産業業では、これからもこうした講習会や日々のトレーニングを通じて、若手をはじめとする技術者の育成に取り組んでまいります。

安全を学ぶ。
技術を磨く。
そして、その技術を次の世代へつなぐ。

林業という仕事が、より安全で、若い世代が「技術を磨きたい」「もっと上手くなりたい」と思える仕事になるよう、これからも取り組みを続けてまいります。

最後になりましたが、講師を務めていただきましたハスクバーナ・ゼノア株式会社 原武様、そして素晴らしい技術を披露していただきました武藤 唯選手、髙山 亮介選手、ご参加・ご協力いただいた皆さまに心より御礼申し上げます。

ありがとうございました。